Webメディアを立ち上げても、自らの集客力だけでは読者を増やすのに限界があります。そこで活用したいのが「コンテンツ外部配信」オプション。SmartNewsやGunosyなど、さまざまなニュースサイトへの記事配信に対応する機能です。ニュースレターコラム第22回では、dinoの有料オプション機能「コンテンツ外部配信」についてご紹介します。

dinoオプション機能「コンテンツ外部配信」とは

仕事でWebメディアを運営していると、自分のメディアの記事はPCで見ることが多いですよね。しかし日常生活の中でネットの記事を見るときは、スマホで見ることのほうがが多いのではないでしょうか。そして最新記事の場合は、その記事が書かれたサイト内ですらなく、Yahoo!ニュースやSmartNewsに転載された記事を見ることのほうが多いことでしょう。

このようにネット上、とくにスマホでで記事を見る機会は、一部のニュースサイトに集中しているのが実情です。せっかくdinoでWebメディアを立ち上げて良質なコンテンツを公開しても、読者の目に届かなければ意味がありません。

そこで活用したいのが、dinoの有料オプション「コンテンツ外部配信」です。このオプションを利用することで、さまざまなニュースサイトに記事を配信することができるようになります。

対応しているのは、SmartNews、Gunosy、LINE NEWS、エキサイトニュース、antenna、TRILL、MSNニュース、gooニュース、Yahoo!ニュース(タイムライン)、aumo、そしてnordotです。一度初期費用を支払えば、配信先が増えても追加費用はかかりません。さらに月額利用料が無料ということで、かなりお得なオプションと言えるのではないでしょうか。
※各ニュースサイトとの契約が別途必要です。

画像: dinoオプション機能「コンテンツ外部配信」とは

これらのサービスは、数多くの提携メディアから記事を取り込んで運営されています。その取り込みにはRSS2.0ベースの独自フォーマットが採用されているので、通常は個別にカスタム対応する必要があります。しかしdinoの場合は、このオプションを契約するだけで多くのフォーマットに対応できるのです。

もちろん実際に配信するためにはそれぞれ契約が必要ですが、システム面での心配がないというのはかなりのアドバンテージと言えるでしょう。

タイトルの変更など、配信先ごとに細やかな調整が可能

記事コンテンツが自社メディアに掲載された場合と、外部ニュースサイトに掲載された場合で、大きく異なるのが読者のリテラシーです。たとえば、自社メディア内では専門用語がタイトルに入っていても問題なかったとしても、外部ニュースサイトの読者にとっては難しすぎることが想定できます。

そんなときに活用できるのが、配信先別の編集機能。自社メディア内で表示されるタイトルとは別に、各外部サービスごとに表示タイトルを上書き設定することができます。ニュースサイトによっては、タイトルに使える文字や記号に制限を設けている場合もあるので、この個別設定はとても役立つことでしょう。

この編集画面では、タイトルの上書きのほか配信の除外設定も可能。この記事はこのニュースサイトには配信したくない……といった場合も柔軟に対応できます。

画像: dinoエディター内の配信先設定画面。配信登録済みの各サービスについて、個別に配信設定が可能です。

dinoエディター内の配信先設定画面。配信登録済みの各サービスについて、個別に配信設定が可能です。

画像: LINE配信用RSSの設定画面。除外設定、記事タイトルの上書きのほか、配信カテゴリの設定や関連記事リンクの埋め込みなどにも対応しています。

LINE配信用RSSの設定画面。除外設定、記事タイトルの上書きのほか、配信カテゴリの設定や関連記事リンクの埋め込みなどにも対応しています。

配信検討にあたっての注意点

ユーザーとの接点を拡大するコンテンツ外部配信ですが、外部に配信しまくればよいというものではありません。記事の外部配信には、下記のような問題点やリスクも存在します。

  1. SEO上、不利になるケースがある
  2. 収益増に貢献するとは限らない
  3. そもそも配信できない場合が多い

①SEO上、不利になるケースがある

外部ニュースサイトには、いわゆる「canonical設定」で元記事ではなくそのサイトのURLを指定するサービスが存在します。つまり、転載記事であるにもかかわらず、Googleに対しては元記事を無視して「ウチがオリジナルです」と宣言しているケースが少なくないのです。

自社メディアより規模の大きいサイトがオリジナルを名乗っている場合、Googleがどちらを優先するかは明白です。結果として、自社サイトの記事はコピーコンテンツとして評価されランクを落とし、転載であるニュースサイトの記事が上位に表示されることになります。

②収益増に貢献するとは限らない

Yahoo!ニュースやSmartNewsなどで記事を読んでいる人のうち、元サイトに訪問してくれる人はほんの一握りです。外部配信を行っている多くのメディアで、自社サイトよりも配信先での閲覧数が多くなる逆転現象が起きています。

これらの外部サイトと広告収益シェアの契約ができていれば良いのですが、そのような契約ができるメディアは一部に限られます。多くの場合、外部サイトでの閲覧が伸びても収益増には繋がらず、タダで記事を提供するだけで終わってしまうのです。

とはいえ、メディアの知名度向上には間違いなく貢献するので、割り切りが必要になるでしょう。

③そもそも配信できない場合が多い

これを言っては元も子もないのですが、配信を希望する外部ニュースサイトと契約できるとは限りません。とくに企業色が濃いオウンドメディアの場合、記事が広告コンテンツとみなされるので契約のハードルが確実に上がります。SmartNewsなど、新規契約の受付を終了しているサービスも存在します。仮に契約できたとしても、すべての記事が掲載されるわけではありません。

また、Yahoo!ニュースに関しては、dinoのコンテンツ外部配信の配信先に含まれていますが、対応するのはレコメンド枠である「タイムライン」に限られています。Yahoo!のトップに表示される、いわゆる「ヤフトピ」には配信されないので注意が必要です。

自社メディアの認知拡大と記事の読者を増やすためには必須のオプション

このようにいくつかの注意点はあるものの、自社メディアの力を遥かに超えた記事配信を実現できる「コンテンツ外部配信」オプション。ユーザーとの接触機会が圧倒的に増えるので、ぜひ有効に活用したい機能です。初期費用さえ払えば月額利用料が無料という点も見逃せないポイント。すでに運用中のメディアに追加契約することもできますので、ぜひ導入をご検討ください。

オプションを導入したい方・もっと詳しく知りたい方は「お問い合わせ」、または「sales@revolver.co.jp」宛てにご連絡いただくようお願いいたします。

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