「コンテンツこそが王様だ」と、ビル・ゲイツは言った。1996年に。
モバイルとソーシャルネットワークの普及によって、インターネットマーケティングは大きく変貌しました。ソーシャルメディアマーケティング、インフルエンサーマーケティング、そしてコンテンツマーケティングなど、デジタルマーケティングは多種多様化し、従来のマスメディアを活用したマーケティングの市場規模を凌駕しつつあります。
テレビを見ない、雑誌を買わないといった行動変化から、さらにPCを使わないとか、ブラウザーを使わない(というより、ブラウザーって何ですか?と言う人がめちゃくちゃ増えました・・・)という、インターネット黎明期からこの業界にいる僕にはとても信じられない変化さえ生まれています。
モバイルを多用する層(主にモバイルを使う、という意味のモバイルファーストに加えて、モバイルしか使わないというモバイルオンリーユーザーも、若年層には激増しているそうです)は、1日のネット利用時間のうち、ブラウザーを使うのはわずか10%++ 程度と言います。主に使うのは、ゲームアプリだったり、Googleマップ、YouTube、Facebook、Twitter、Instagramなどのソーシャル系アプリ、あるいはSNOWやLINEなどのカメラアプリやコミュニケーションツールですね。
グノシーやスマートニュースのようなニュースアグリゲーションアプリも多いかもしれません。
ではWebを使っていない?といえばそんなことはないんですね、これが。ゲームはともかく、インターネットとの接続を必要とするソーシャルアプリで消費されるコンテンツの多くは、実際にはURL+HTMLのデータフォーマットで生成されている、つまりWebコンテンツです。つまり、FacebookやTwitterなど、アプリの上で記事がクリックされる≒URLがクリックされることで、ネットのトラフィックが発生しているわけです。
このことから、多くの企業は、自分たちで読者に喜ばれる(もっと具体的に言うと読者が他の読者に教えたくなる)「URL+HTMLのデータフォーマットによるWebコンテンツ」、別の言い方をすればデジタルコンテンツ を作って、さまざまな方法で拡散させることを目指すようになりました。要はこれがコンテンツマーケティングの基本です。
マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツは、1996年に「コンテンツが王様になる」という予言をしました。人々はコンテンツをインターネット経由で受動的に消費するようになるので、良いコンテンツを持つ者がインターネット上で大きな影響力を持つことができる、という意味でしたが、20年を経て、ようやく現在その予言は現実のものになっているといえます。
コンテンツマーケティングのキーファクターはオウンドメディア
2010年代初めには、デジタルでコンテンツを作ってソーシャルで拡散するならば、最初からソーシャルメディアだけにコンテンツをアップすればいいではないか?という方も結構多かったですね。実際、その考え方のもと、Facebookページを作り、TwitterやInstagramアカウントを作って、せっせとコンテンツを流し込むことにとにかく大きな予算を投じた企業も多かった。
しかし、それではコンテンツはただニュースフィードを流れて消え去ってしまうし、検索エンジンに引っかかりづらいんです。検索が重要性を減じたといっても、無視することはできないってことです。実際、2018年の現代でもGoogleの広告事業は絶好調ですからね!
まして、世界最強のSNSであるFacebookも日本では若年層から飽きられているし、Twitterも偽アカウントが横行し、ちょっと2チャンネルのような荒れ方がよく見られる。Instagramは通常リンク投稿ができないので、コンテンツ制作に制限が出てしまいます。となると、やはり自分でコントロールできて、コンテンツを作っては蓄積できる場所を持つほうがイイ、と言うことになります。つまりオウンドメディア 、です。
この考え方から、一般的なコンテンツマーケティングでは、
・オウンドメディア を構築し、デジタルコンテンツを作り続ける。
・モバイルに対応するのは当たり前、むしろモバイルファースト。
・コンテンツを配信し、シェアされやすくするため、自社アカウントのFacebookページやTwitterアカウント、Instagramアカウントを設置してコンテンツを撒きます(必要ならYouTubeその他にも手を出します)。
・さらにグノシーやスマニュー、Yahoo!ニュースなどにも記事を配信します。配信先指定のRSSフィードを用意する必要がありますね。
といった施策をとります。そのうえで、Google広告などとうまく連携させて効果を最大化するし、そうして育てたトラフィックを換金するために、EC設置、会員制コンテツの提供やクーポンの発行など、自分たちに適したマネタイズ手法につなげていくのです。
つまり、オウンドメディア を用意することはコンテンツマーケティングのハブを持つことだし、もっとも効率的なアイデアだってことです。
コンテンツマーケティングのハブ=オウンドメディア をまず作るために必要なマーテク(CMS、ネットワーク、SSLなど)をまとめてご提供=dino
ところで、リボルバーではオウンドメディア を作る上で必要なマーテク(CMSとかドメイン管理とか、そもそものサーバー&ネットワークなど)を一気通貫で、サクサクっと提供しています。
ファストフードのパイオニアであるマクドナルドでは、店頭で注文を受けたら30秒で商品を出すことを創業当初のKPIにしていましたが、我々も30秒とは言わずとも、できる限り30日以内ではとっておきのオウンドメディア とともに、最先端のコンテンツマーケティングをお客様にスタートいただけるよう、準備をしています。
コンテンツが王様(Content is King)ならば、さしづめお客さまはキングメーカー。その黒子になりたいってことです。よろしくお願いいたします。