このところ世界中で一大ブームを起こし始めているサブスクリプションモデルも、いまやサブスク、と略される始末です。
まあ、確かにブログも、Weblog(ウェブログ)という呼び名からBlogと、より短い呼称が定着して大ブレイクしましたからね。(しかもそれは日本国内だけでなく海外においても同じでした)
単純で口にしやすい短さに省略されることで、ネーミングは完成し、強力になる。それは確かです。
サブスク、というキーワードを強力に推し始めたさまざまな業界
そんなふうに思っていたら、テレビで「サブスク」をグイグイ推しているサービスのCMを発見しました。そのCMを展開しているのはメチャカリ、というサービスです。
人気ガールズグループ けやき坂46を起用したCMと、”ファッションもサブスクへ”というキャッチコピーで話題になっているのがメチャカリ。月額定額制で洋服が借り放題というサービス、つまりサブスクリプションサービスです。
実はその名前からメルカリの関連サービスなのかと思っていた僕は浅はかでした、このメチャカリの運営者は、ITベンチャー企業ではなく、岡山県を本拠とするアパレルメーカー ストライプインターナショナルなのでした。
サブスクブームはECやシェアリングサービスへも波及
サブスクサービスの最頻発紹介事例といえば、やはりNetflixでしょう。
僕もこのブログでなんども紹介していますが、月額固定で一切の追加料金なしで動画見放題、というシンプルなビジネスモデルで世界を席巻し、嫉妬した他社から動画コンテンツの供給を止められて(まさに兵糧攻めされて)万事休すかと思いきや、豊富な資金力を利して良質なオリジナルコンテンツをボンボン作って、向かうところ敵なし的な勢いを維持している会社です。
これまではサブスクサービスといえば、音楽や動画といった、デジタル化されたコンテンツの定額配信というモデルでしたが、最近では月額固定でいろいろなグッズを買えるサブスクコマースや、商品やサービスをレンタルできるというように(上述のメチャカリもそうですが)、リアルなモノの購買やレンタルにこのサブスクリプション制が採用されつつあります。この動きは加速する一方です。
dinoでサブスク
僕はなんどもこの場で、コンテンツマーケティングを志向する企業はサブスクリプションモデルを採用すべし、という主張を繰り返しています。都度課金や従量課金は消費者にとって複雑なモデルで、余計な選択肢を前に、余計な意思決定を強いるものです。同時に、運営側も多様な課金システムを管理しなければならないという無駄を強いられます。いいことなんてないんです。
現在リボルバーでは70を超える優良メディアの運営支援をさせていただいていますが、課金するかしないかは別として、会員限定サービスやコンテンツ、機能の提供をしたいとお考えになるパブリッシャー(メディア運営者)がどんどん多くなってきています。
我々としては、ここはなんとしてもdinoでサブスクを実現しなければならない、そう思っています。
サブスクリプションサービスは、おそらくは1年も経たないうちに、若年層を中心に”サブスク”として記憶され、一般化すると思われます。
そのサービス形態が普及しきる前に参入し、当たり前のように使われるようになったときには、その運営や運用に習熟しておくべき。
前にも書きましたが、風向きは良くなりつつあることは確かです。
やるべきコトを決め、大胆に遂行する。
そういう時期になりつつある。Time to move on、であると感じているのです。