AIG全英女子オープンを制し、日本勢42年ぶりのメジャー制覇となった渋野日向子選手。若干20歳の彼女の強さの秘訣の一つとして、笑顔を絶やさないことによるマインドタフネスがあると言われていますね。大人になると(歳をとると)不機嫌な表情を浮かべる方がクールなように誤解する人が多くなりがちですが、周囲の人々を安心させ、気分良くしてもらうためにも常に笑顔をたたえて上機嫌でいることを心がけるべきだと僕は思います。

笑うことで感情がポジティブになる「顔面フィードバック仮説」
最初に彼女のメンタルの特徴はなんといってもスマイリングシンデレラと呼ばれる笑顔にあるでしょう。実は感情のセルフコントロールにおいて、「笑顔」は猛烈にプラスに働くのです。
(中略)一般的には感情が表情に表れると考えられていますが逆の説があります。その説は表情が感情を生み出すという「顔面フィードバック仮説」です。これはアメリカの心理学者トムキンスが発表した仮説で顔の表情筋が刺激されると、それが脳にフィードバックされ、その感情が生まれるといい、感情は「表情をつくる」ことで変えられるということになります。また、脳医学にもとづいた脳の仕組みとしても、笑顔を浮かべていると、否定的なことや暗いことは考えにくいと言われており、これは顔の筋肉と脳のA10神経群が密接に関係しているからと言われています。

The buck stops here(俺が責任をとる)

経営者にとっては、会社をどんどん成長させることがなによりの目標であり生きがいだと思いますが、いつもいつも良いことばかりがあるわけではありません。
株主や経営陣と悩みを共有できるとはいえ、結局は精神的な苦痛や苦悩は一人で抱えねばなりません。その昔、ハリー・トルーマン米国第37代大統領は

The buck stops here.

という言葉を座右の銘にしていたといいます(執務デスクの上に飾ってあったらしいです)。
これ、元はポーカー用語とのことで、手札を変えたり勝負に出たりすることをパスしたいときの”pass the buck”(責任転嫁する、たらい回しにする)に呼応した表現だそうです。

良い流れか悪い流れにかかわらず、俺が食い止める、俺が責任をとる、という強い意志と責任感を示す言葉ですね。

一国を預かり、時には痛みを伴うような事態を引き起こす可能性がありつつも問題の影響を最低限にするための“決断”を強いられることが多いのが大統領、もしくはそれに準ずるリーダーというものです。そんな中、どんな決断も自分の責任で下す、という強い意志表明はさすが、というほかありません。(ちなみに僕がトルーマン大統領の政務期間をどう評価しているかは、ここでは問わないでください)

すべての責任と結果を背負うのがリーダー

世界の大国のリーダーとは比べ物にはなりませんが、経営者も社員の生活や投資家からお預かりした資金の運用責任など、結構大事なものを背負って経営に当たっています。

すべて順調ならいいですが、予測もしないトラブルや不運がやってくることを完全に予防することは出来ない相談です。いや、常になんらかの問題を抱えて、夜も寝られないほど苦しんでいる経営者は多いと思います。

g会社で起きるすべての問題は、解決に至ればそれに尽力した社員の成果。反面、問題を作る原因となった社員をいたずらに責めたり、そのダメージを押し付けたりしては経営者としては失格です。The buck stops here. でなければならないのです。

気分転換よりも脳を騙して常に上機嫌でいられる努力(顔面フィードバック)をしよう

そんな苦悩を常に抱えたままで、どうやって笑えというんだ?どうすれば上機嫌でいられるんだ??と頭を抱えて叫びたくなる人、多いでしょうね(苦笑)

僕の知人の経営者は、定期的な休みをとってリフレッシュを心がけているとか、苦い顔は見られないように社長室にこもるなど、自分なりの気分の転換術を用意している人が多いです(社長室無用論も一理ありますが、効用も確かにあると思います。あ、僕にはいま社長室ないですが)。

その意味で言えば、僕なら筋トレをするとか、好きなバイクや車を流すとか(バイクは頭の中を空っぽにするのに役立ちます、スピードの中、無になれるのです。逆に車は社長室と同じで密室ですから、静かに物事を考えるよい機会を与えてくれます)、気分転換方法はいろいろあります。
同じような苦悩を抱える仲の良い経営者(≒メンター)と食事でもして、歓談するのも同じような効能があります。

ただ、そうやって気分を変えたとしても、苦虫を噛み潰したような顔をしているところを誰かにみられているとしたら、それだけで「ああ、社長はなんか悩んでいるな」「問題でもあるのかな、心配だな」と社員やお客様にかんどられてしまう恐れがあります。

となると、上述の渋野選手の笑顔、顔面フィードバック技術を学ぶべき、となるわけです。

意識的に笑顔をつくることで、脳を騙し、いまとても楽しいという感情を作り出す。一種のプラシーボ効果のようですが、意識して上機嫌な表情や態度をとるようにすれば、やがて本当に上機嫌になれる、ということです。上機嫌になれば、問題に対してもクイズに挑戦するような楽しい気分になれるかも?だし、そのほうが、よい解決策を生み出せるというものです。(渋野選手の偉業がそれを証明していますね)

苦悩を表に出さず、溜め込まず消化→昇華する。その技術こそが、起業家や経営者に必要なスキルであり、それができれば、パーソナルライフもまた幸せになれそうというものです。

みなさん、まずは口角を上げて(気分はガッキー)。あ、目が笑ってないと怖いですよ、優しい目をして。大好きな人を見つめているような気分で、視線を和らげましょう。
練習、練習。ですよ?

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