仕事とは優先順位を正しくつけて、順番通りに処理すること、だと思います。
優秀な人は、これらの処理速度が高い。つまり、正確かつ速い。
この定義を因数分解すると、1.優先順位の判断 2.優先順位の付け方 3.タスクの処理、となると思います。今回はこのうちの2の優先順位の付け方について語りたいと思います。

重要なモノと緊急なモノ、そして、どちらであるモノ、どちらでもないモノに分けてから優先順位を決めましょう

まず第一に、仕事には能動的に生み出すタスクと受動的に生み出されるタスクがあります。自ら動く、それは 経営者なら 事業計画立案のようなものかもですし、営業マンならどうやって売上を上げるかの作戦会議かもしれません。受動的とは、例えば既存の客やマーケットからのリクエストだったり、クレームだったりするでしょう。そして、どちらがより多い(量ではなく数、または回数的な話です)かというと、後者の受動的に発生するタスクの方が多いでしょう。

そして、全てのタスクにおいては(能動だろうが受動だろうが)重要なモノと緊急なモノ、どちらでもないモノがあります。冒頭に述べたように、仕事の要諦はまず 重要なタスクと緊急なタスクを拾い出すこと、です(前述の因数分解では1.になりますね)。

重要性の高いタスクと緊急性の高いタスク。大切なのはもちろん前者、でも急ぎなのは絶対後者!

そしていよいよ2.、つまり今回のメインの話になりますが、優先順位の付け方、とは、まず手をつけて片付けるべき仕事を選び、処理する順番を決めることです。

コツをはっきり言います。

優先して手をつけるべきは、もっとも緊急なタスクです。

緊急の方が重要より 急ぎなんだ、ということを頭に叩き込んでください。このことを肌感覚で理解していない人があまりにも多いと感じています。そういう人は、優先順位→タスクリストもしくはTO DO LISTを作ることの必要性は理解できていても、何を先にやるべきかの順番づけを間違えてしまい、最も重要な仕事から始めてしまうがゆえにもっとも急ぎの仕事を後回しにしてしまってドボンすることになるのです。
これはいわゆる黒字倒産に近い印象ですね。頭が悪いわけではないけど仕事のやり方を知らないおバカさん、と言えるでしょう。

もちろん重要なタスクの方が 緊急なタスクより大事だし、中には重要かつ緊急なものもあるかもしれません。

それでも、ただ急ぎ手をつけるべきは、緊急性が1番高いモノです。幸にして、重要かつ緊急な仕事ばかりくる人は、重要度の大小ではなく、緊急度の大小でやるべき順番を決めましょう。
もし終わりが見えないほど時間のかかりそうな事案があるならば、緊急度が下がり、他のタスクを手掛けても支障ないレベルになるまでは、それが優先度トップです。

この辺りの感覚を僕は‘モグラ叩き’と呼んでいます。
適当な比喩かどうかはわかりませんが、「ヒョイヒョイ入ってくる緊急性が高い事案を、最後まで片付けなくとも、とりあえず手をつけて 時間稼ぎできるレベルにする」、という作業を ボコボコハンマーでモグラの頭を叩いてとりあえず引っ込めさせる動きと同じだと僕は感じるのですが。

優先順位の付け方には、もう一つ大切な要件があります。それは見積能力、言い換えれば今からやる仕事を完了もしくは緊急度のレベルダウン(例えば、まだ完了はしなくても今日はとりあえず放置できる状態にすること。緊急度を「今日中に完了!」から「明日もしくは2、3日後に完了」すればいいレベルにすることです)にどのくらい時間がかかるかを見積もれる能力のことです。
やるべきことの順番を決める際に、それぞれのタスクにどのくらい時間を要するかをざっくり試算しておかねば、仕事が速くはなりません。また、優先順位そのものを正確に決められないでしょう。

仕事が速いと言われるようになるには

思うに、優先順位を緊急性や分量を鑑みた上で、巧みに順番を決めていける人は仕事が速いです。

もちろん個々の仕事のやり方が間違っていたら(与えられた仕事の役割によって良いやり方は違うかもだし)仕事の出来映えに差が出るでしょうが、仕事の優先順位を上手に作れる人で仕事の処理能力がヒドい人を僕は見たことがありません。

逆に、仕事は丁寧で正確な人でも、どのくらい時間をかけていいかどうかとか、それが今やるべき仕事かどうかの見極めがおかしいせいで何の意味も見いだせない、生産性のない人は多いように思います。

その意味で、僕は仕事に関しては本当に、拙速はあっても巧遅というものはない、と思います。

仕事の処理能力の向上については、いろいろな手法な存在すると思いますが、まずは優先順位を上手に速く作る、ということに習熟しましょう。

僕はMacやタブレットがない場所(ありていに言えば目が覚めてすぐ、つまりベッドの上)であっても、脳みそはいつでもついているので、とりあえずコレやんなきゃ的な仕事は道具がなくても始めてしまいます。そしてモバイルは手元にあるので、お客さまや社内からのメールを見ながら処理していきます。

繰り返しますが、僕は業務ではなく経営に比重を置いた仕事がメインなので、やるべき仕事は社内の誰とも異なるわけですが(だからと言って、他の社員より大事な仕事をこなしているというわけではない、何が大事かどうかは、常にその局面の見方によるからです)、それでも能動的な仕事と受動的な仕事、そしてそれらに共通して重要な仕事と緊急な仕事の区分けはあります。それらの分け方は社長も新入社員も変わらないのです(処理方法やゴールはもちろん違う)。

仕事の処理手法・能力については、また別解説します。いずれにしても、ビジネスは基本的に年単位で成績表(財務諸表)で評価されてしまう厳しい世界です。少なくとも年単位でやるべき仕事を終えていかねばなりません。繰り越せない仕事は未完了ならば、それは単なる時間とリソースの無駄遣いだったということになります。だから、何が大事といって、スピードより大切なものはないと思うべきです。

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