dinoオプション機能「管理者権限設定機能」とは
Webメディア運営には、社内外から様々な立場の人間が関与する場合があります。その誰もが管理画面のすべての機能にアクセスできてしまう状況は、重大なセキュリティリスクになり得ます。また予期せぬ誤操作により、データ消失など大きなトラブルを招く恐れもあります。そんな事態を未然に防ぐためには、各管理者に対して適切な権限を設定することが必要です。
それでは、dinoの管理画面の権限設定はどうなっているでしょうか。記事投稿用の管理画面である「dinoエディター」に、3段階の権限設定が標準装備されています。しかしメディアサイト全体を管理する「メディアマネージャー」は、標準では全権管理者のみの設定となっています。このメディアマネージャーの機能を拡張し、管理者ごとに柔軟な権限設定を行えるようにする有料オプションが、「管理者権限設定機能」です。
今回のニュースレターコラムでは、このdinoオプション機能「管理者権限設定機能」についてご紹介します。
dinoエディターは、標準で3段階の権限設定が可能
dinoは、主に記事作成者の管理や記事コンテンツの作成・管理を行う「dinoエディター」と、メディアサイト全体の設定管理を行う「メディアマネージャー」の2つに分かれています。
このうちdinoエディターでは、ユーザーアカウントごとに「管理者」もしくは「記事作成者」としての権限を設定できます。
「管理者」は、dinoエディターの全機能を使えます。記事作成者の管理や、すべての記事の閲覧・編集などが自由に行える特権ユーザーです。メディア運営上の役割としては、編集長など中心的役割のユーザーに対して設定します。
「記事作成者」は、自身が投稿した記事のみを閲覧・編集できるユーザーです。記事の公開権限も持っているので、社内の編集部員に設定するのが良いでしょう。
さらにこの記事作成者には、「記事の公開を不可にする」設定が可能です。この仕組みを活用することで、いわゆる“記事承認フロー”を実現することができます。社外のライター等に対しては、この権限でアカウントを発行することで、リスクを抑えたメディア運用ができるでしょう。
メディアマネージャーは、「管理者権限設定機能」により細かな権限設定が可能
メディアマネージャーは、標準では、すべての管理者が全機能にアクセスできる仕様になっています。少人数による運営であればとくに問題になりませんが、多数の関与者がいる場合は、セキュリティのリスクや誤操作による事故の発生リスクが無視できなくなってきます。
そこで導入したいのが、有料オプションの「管理者権限設定機能」です。管理者一人ひとりに対し、業務上必要な機能のみのアクセス権限を設定できるようになります。
例えば、編集部員には「コンテンツ管理」や「お問い合わせ管理」など、システム担当者には「メディア設定」や「オンラインヘルプ」など、社内関係者には「サイトプレビュー」のみといった、柔軟な設定が可能です。
各担当者が必要な機能だけを使えるように設定することにより、リスクを軽減してより安全なメディア運用を実現することができます。
個人情報を扱う「Subscribe with dino」系オプションには、この機能が標準装備
ところでdinoでは、会員限定コンテンツを展開できるオプション機能「Subscribe with dino」と「Subscribe with dino + NewsLetter」が利用できます。
このオプションを契約すると、メディアマネージャーに会員情報の管理メニューが追加されるのですが、誰もがその画面にアクセスできてしまうと極めて危険です。そこでこれらの有料オプションには管理者権限設定機能が標準で含まれており、会員情報にアクセスできる管理者を限定できるようになっています。
これらのオプションを契約した際は、全管理者に対して適切な設定を行うようにしましょう。
「Subscribe with dino」と「Subscribe with dino + NewsLetter」については、ニュースレターコラム第14回をご覧ください。
担当者ごとに最適な権限を設定し、より安全なメディア運営を
「管理者権限設定機能」を使うことで、メディア管理者一人ひとりの業務範囲に合わせた権限設定ができるようになります。無用なトラブルを未然に防ぐことができるので、多数の関係者でメディアを運用する場合に必須となる機能です。より安全なメディア運用のために、ぜひ導入をご検討ください。
オプションを導入したい方・もっと詳しく知りたい方は「お問い合わせ」、または「sales@revolver.co.jp」宛てにご連絡いただくようお願いいたします。