コンテンツマーケティングやWebメディアをテーマに定期開催している小規模勉強会「Workshop@THE FACTORY」。2020年5月21日に開催された第34回のレポートをお届けします。講師としてお越しいただいたのは、株式会社CRI・ミドルウェア インターネット事業部長 幅 朝徳氏。テーマは『5Gで大注目! “売れてる”オウンドメディアの動画活用術』です。今回は、オンラインにて開催しました。

ゲスト講師:
株式会社CRI・ミドルウェア インターネット事業部長
幅 朝徳氏

幅 朝徳
大学卒業後にCSK総合研究所に入社。ゲームプランナーを経て、現CRIに創業期から参画。
任天堂・ソニー・マイクロソフトの家庭用ゲーム機向けビジネスに従事。ゲーム領域で培った技術を異業種に展開すべく、大手製薬会社向けのSFAを開発、業界シェアNo.1を獲得。

その後、監視カメラや医療現場で撮影された動画を高画質のままデータを大幅削減する『DietCoder®』、イスラエルとの共同開発による世界初のIoT向けセキュリティシステム『Vsecure®』の開発を進めるとともにWeb領域における全世界的な「動画」活用の拡がりに着目。快適な視聴体験を実現する、スマホ1st時代のWeb動画ソリューション『LiveAct® PRO』を開発しリリース。

トヨタ自動車やビームス、ビックカメラ、集英社など、さまざまな業界で導入が拡大。動画配信プラットフォームとしてのデファクトスタンダードの地位を目指す。

動画・音声に関する技術のエキスパート集団

音声や映像などの分野において、40年以上研究や開発・販売・サポートを行なっている株式会社CRI・ミドルウェア。ゲームの音や動画の圧縮をはじめ、WebメディアやECサイトでの動画演出など、幅広い技術を展開しているエキスパート集団です。

さまざまなメーカーのゲームタイトルに同社の音声・動画圧縮技術が採用されており、その数なんと5,400本超(2020年5月現在)。家庭用ゲーム機のパッケージやスマホゲームの起動画面などで『CRIWARE®』のロゴを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

“はやい・かるい・きれい” をキーワードに開発された動画圧縮・再生技術の最大の特長は、見た目を変えずにキレイにサクサク再生できる点。現在では、VR映像やスマート家電、医療現場などで同社の技術が採用されています。

画質の維持が重要となる環境で培った高度な動画圧縮・再生技術を、Webブラウザというオープンなプラットフォームで専門知識なく簡単に活用できるのが、Web動画ソリューションLiveAct® PROです。

LiveAct® PROは、YouTubeなどの特定の動画プラットフォームを介することなくオリジナルの動画コンテンツをWebメディアに設置できるサービスです。

最近では、新型コロナウィルスの影響により中止が相次いだ入社式の代替に利用できる『スマート入社式』や、研修のリモート化に利用する動画教材、遠隔授業をバックアップする『スマート授業』など、さまざまな企業や団体にてLiveAct® PROが活用され、その実績がNHKをはじめとする報道機関にて取り上げられています。

このLiveAct® PROを開発したのが、今回ご登壇いただく幅氏。実際にどのような特徴があるのか、今回はWeb上での効果的な動画の活用についてお話ししていただきました。

新型コロナウイルスの影響による消費活動の変化

活用事例をご紹介いただく前に、現在もなお全世界で猛威を奮っている新型コロナウイルスの影響による消費活動の変化について、お話をしていただきました。

まず、ヨーロッパの中でも新型コロナウイルスの影響が深刻だったイタリアでは、「eコマース」の成長が著しい様子。自粛生活により自宅での調理や食事が増えたことや、実店舗からオンラインへのシフトなど行動の変化が見受けられます。

また、アメリカでは『BOPIS(ボピス)』というショッピングスタイルが注目を集めており、その利用者率も高くなっているとのこと。国土の広さゆえに配送コストがかかってしまうECショッピングの課題を解決するという意味でも採り入れられたサービスですが、コロナ禍における事業者とユーザーを繋ぐ購買活動として注目を浴びており、今後日本では“取り置き”の発展形として普及が進んでいくかもしれないと幅さんは語ります。

「BOPIS」とは?

BOPISとは、Buy Online Pick-up In Storeの略で、ECで購入した商品を自宅以外の場所で受け取るショッピングスタイル。店舗や宅配ボックス、ドライブスルーといった場所で商品を受け取ることができるサービスのこと。

VISAカード決済額の統計情報によると、ホームセンター・スーパー・ECショッピングなどの利用が急増(2020年3月時点)。その反面、家電やインテリアやなどの商材は自粛生活での需要増加により決済件数が増えているものの、その他の商材と比較して総額が落ち込んでいる様子。規制対象となっていた映画館やレジャー施設などは、決済件数・総額共に低下するという結果でした。

画像: コロナ影響下の消費行動レポート 三井住友カード株式会社/株式会社顧客時間 2020年5月7日  www.smbc-card.com

コロナ影響下の消費行動レポート 三井住友カード株式会社/株式会社顧客時間 2020年5月7日

www.smbc-card.com

その他に目立ったのが、高齢者のECショッピングや通販利用の急増。今までテレビショッピングの利用が多かった年齢層がWebや通販などに急シフトしており、コロナ禍での生活・購買スタイルが変化しているようです。

また、在宅時間が伸びていることから動画配信サービスの利用が拡大しており、20〜30代の若者だけでなく全年齢層で利用率が増加。新型コロナウイルスの影響により、この短期間で人々の行動変容が発生したことが分かります。

このような状況下において、LiveAct® PROがどのように活用できるのか、実際の事例をご紹介していただきました。

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