常識は一夜にして覆ります。いつまでボーボーにしているの?と恋人や家族に言われる前に、グルーミングしちゃいましょう?
常識は一夜にして覆ります。いつまでローテクなマーケティングしているの?と株主や顧客に言われる前に、コンテンツマーケティング始めましょう?(強引w)
メンズグルーミング家電市場=男性のムダ毛処理用の美容家電市場
メンズグルーミング家電市場が急速に成長しているそうですね。
グルーミング(英: grooming)とは、一般的には動物が体の衛生や機能維持などを目的として行う行動、いわば毛づくろいのことですね。一般的には(トリミングを含む)グルーミングは、犬猫などのペットに対して飼い主(またはその代理としてのペットトリマーさんなど)が手入れをしてあげることを指していると思いますが、これを転じて人間がムダ毛処理を行うことをこう呼ぶようになってきているらしいです。女性がムダ毛の処理を行うことは珍しくないので、特に男性が行う場合をグルーミング(メンズグルーミング)、と呼称するようです。
男の場合も(特にアスリートは)欧米ではけっこう昔から全身ツルツルにしたりする習慣があるわけですが、日本男児にも(若者を中心に)ついにその気配が訪れた、ということでしょうか。
ヒゲを剃らない、もしくは整えない男性は社会人である限りはほぼいないでしょうが、眉を整えたり鼻毛の処理をしたりすることも、美意識の高い若者だけの行為ではなく、エチケットとして一般化しているとは思います。
今回特に注目を集めている”グルーミング”とは、それに加えて、全身。つまり腕や脚のムダ毛はもちろん、脇毛や股間の毛(アンダーヘアと、いわゆるVIO。女性なら通じる言葉ですが、お父さん世代はほぼ知らない言葉ですねw)の処理をすることを含んでいるとのことです。
いやあ、ついに来ちゃいましたかね、男性もツルツル時代・・・。これからジムに行った時に周りの毛づくろい状況、確認しなきゃです。
とはいえメンズエステに通う意識高い行為は気恥ずかしいようで、自宅で、そして自分で処理するためのツールを揃えるという方向がトレンドのようです。ここがビジネスチャンス!とばかりに積極的に参入しているのがパナソニックとフィリップス。共に、ボディケアとかグルーミング、トリマーなどのキーワードを揃えて、様々な男性用美容家電を開発して販促をかけています。
新規市場開拓や、新キーワードを広めていくためにはコンテンツマーケティング。
男性はグルーミング。企業はマーテクですよ。
若い女性ならほぼ例外なく知っている用語、VIO(ブイアイオー)。
みなさん、ご存じでした??
これは略語というより、象形文字です笑。VはいわゆるVゾーン。デリケートゾーンの両サイド、つまり両足の付け根あたりの部位を指す言葉です。Oゾーンは肛門まわりで、IゾーンはVとOのまさしく間の縦型の領域。形状を示しているわけですね。(書いててかなり恥ずかしいです)
最近の若年層の女性の多くは、エステや脱毛サロンに通った経験があって、この言葉を普通に知っています。でもそれらに無縁だった男どもにとってはかなり難易度の高い用語です。あなたが「俺には関係ねぇっ!」と叫んだとしてもある意味当然かも・・・。(そういえば、このギャグで一世風靡した海パン姿のあの方も、綺麗にグルーミングしていたような気がします)
ところが本ブログ的には「ちょっと待ったぁ〜!」(某番組の動物好きなクリーチャーのように叫んでくださいw)と言っておきます。トレンドを知るには若者を近くにおけ、と言ったでしょ?VIOだって、若い女性の常識から、すぐに若い男女の常識になって、全世代の常識になっちゃうかもですよ?
まず、グルーミングというキーワードに掛けて、大メーカーが市場形成を図っている中で、ムダ毛処理もしくは脱毛という行為が、まず若い男性層に常識になりつつあるという事実です。最近のトレンドはたいてい若者から生まれてくるものですが、LINEやInstagramが若者に受け入れらるとみるや、一気に老若男女、すべての世代で認知されたように、(モバイルインターネットに支えられる昨今の)流行は、始まってしまえば急速にしぼむか急激に拡大するかのどちらかになってきています。
この状況の中で、新規市場開拓に挑む先駆者たち(先述したパナソニックやフィリップス)は、早速啓蒙活動に勤しんでいるのです。グルーミング、というキーワードに合わせて特設サイト、というか特製のオウンドメディア を用意して、美意識の高い男性に発見してもらうための豊富なコンテンツを作成して発信しているのです。
彼らのオウンドメディア を読めば、だいぶ感化されて「よおし俺もアンダーヘア、整えちゃおうかな」という気になるやもしれないですよ。
ちなみに、こうした新規市場開拓には、検索にひっかかるようにキーワードを巧みに使って、ネット上に大量に関連コンテンツを配信して、口コミを巻き起こし、トレンドを作っていくという作業がつきもの。つまりコンテンツマーケティングが有望であるということです。
まだまだ認知度が低い情報を、誰もが知る普遍的なポジションにするためには、今まではテレビ広告がもっとも有効だったと思いますが、テレビを日常的に観る人が減っているうえ、録画してCMを飛ばしてしまう人が多くなっている現状では、テレビ広告のコストパフォーマンスがかなり悪化しています。もちろん今でもパワフルな手段であることは間違いないですが、効率がどんどん悪くなっていることは否めないし、ネット広告と違って効果測定も難しい。
それに比べて、オウンドメディア に適切なコンテンツを蓄積しつつ、検索エンジンやまとめサイト、ニュースアグリゲーションアプリやSNSなどを使って拡散していく、コンテンツマーケティングの有用性は、高まる一方です。(消費者のスマホ依存度は上がる一方ですから)
だから、まだほとんどの成人男性(特に中年以上)が知らないVIOも、1年後にはあっという間に一般的な言葉として認知されるようになるかもってことです。
もしそうなったら、フィリップスやパナソニックのコンテンツマーケティングが巧みだった、ということの証明になるだろうし、コンテンツマーケティングに積極的に取り組もうとする企業が益々増えていくことになるのかな。いや、そうに違いない。
そしてそのとき、リボルバーがそうした企業の最良のパートナーとなっていると良いのですが。
はい、がんばります。