た元日の帰省帰りに、高速道路を疾走するトヨタ2000GTに出会しました。約50年も前の車とは思えない色気と気品に胸アツでした。今年もいいことありそうです。
さて、この名車と同様に、時代が変わっても変わらない真実がひとつあります。それはコンテンツは王様(Content is King)ということです。【追記 2020/02/05】

こう考えると、ありとあらゆる領域にまたがるコンテンツマーケティングですが、映像と音楽の領域に基盤を持つことは、もはや相当難しいということがわかってきます。ところが映像、音楽、活字、の 3大領域の中で、テキストコンテンツにおいては、比較的参入障壁が低いことが見てとれます。

コンテンツを普及させる、という意味ではNetflixがいるわけでもないしSpotifyがいるわけでもない。どう考えても勝てそうにないプラットフォームはまだ存在しないのです(もちろん、旧来メディアのネット参入はあるわけですが)。
ではコンテンツを作る、という意味ではどうでしょう。

映像は、スマホカメラやGoProなどのアクションカメラの普及で、撮影自体はかなりハードルは下がりましたし、そういう動画についてはTikTokやインスタグラムなどのSNSへの配信ならばそれなりに楽になりました。YouTubeならば相当に長尺であっても無料もしくは驚く程のローコストで配信が可能です。
とはいえ、前述したように、高度なクリエイションを行うには相当の技術が必要であり、編集についてはやはり属人的なスキルに負うところが大きい。音楽コンテンツもまた同様です。

その点、テキストコンテンツは制作についてはほぼIT化、ネット化もしくはクラウド化は完了していると言っていいでしょう。制作したコンテンツを配信するメソッドも、SNSのみならずさまざまな形で完備されていると思います。

映像・音楽・テキストすべてに関わってくることですが、生成されたコンテンツの質的保証や向上、信頼性の担保を目的に行われる、いわゆる編集作業についても同様に整備済みと言っていいでしょう。

テキストコンテンツにおいてはネット生成・配信との相性が良すぎるがゆえにあまりに多くのプレイヤーが存在してしまうこと、参入障壁が低すぎて、有象無象の作り手と流通の担い手による低品質なコンテンツの乱造を防げなかったという問題があったゆえに、現時点では創造的破壊者(ブロックバスター)の不在を招いていると言えると思います。

逆にいえば、まだテキストコンテンツの領域における空白状態は続いており、覇権争いはこれから激化する、ということなのです。

コンテンツの作り手、と配信する流通の担い手が一致し、統合されコントロールされたブランド(メディア)で運営されている状態をパブリッシャーと呼びます。さらにネット時代になり、パブリッシャーがそのメディアを運営するためのインターネットテクノロジーを提供する企業群をプラットフォームと呼びます。現代ではこの双方の特徴を併せ持つ業態が生まれ、数年前にはこれらをプラティシャー(パブリッシャーでありプラットフォームである業態)と呼ぶようになりましたが、この用語はそれほど普及しませんでした。自社メディアを運営しながら、そのシステムを他社に売る、という業態は、例えばChorus(コーラス)というクラウドCMSを持つVOX Mediaや、Arc Publishingというパブリッシングプラットフォームを持つワシントン・ポストなど、それほど珍しい存在でもないのですが、あまり目立つと(つまり、プラットフォームを売るときは、自社メディアの存在をあまり強く打ち出して 売り込み先のメディア企業に同業者と思われるのは得策でないので)セールスの邪魔になるから、“プラティシャー”というレッテルを貼られることはいいことではなかったためでしょう。

逆にいうと、デジタル化、ネットビジネス化がテキストコンテンツ以上に進んだ映像コンテンツの領域では、Netflixにしてもディズニーにしても自社制作のコンテンツの品揃えに躍起になり、結果としてある意味プラティシャー化している、といえます。テキストコンテンツの領域では妙に時間がかかってもたもたしている情況ですが、先行する映像コンテンツの領域では既に一巡していると言えるかもしれません。

海外においては、パブリッシャーとプラットフォームが真逆の方向からプラティシャー化を進めている、このトレンドが映像コンテンツとテキストコンテンツの領域で同時発生している。そのうち音楽の領域でも、例えばSpotifyが自社でアーティストを抱えてレーベル化していくような形が生まれるかもしれません(僕が知らないだけでもう始まっている??)。

つまり質の良いコンテンツを生み出すクリエイティブと、効率よくコンテンツ生成を助け、配信も行い、さらにはマネタイズもするテクノロジーの合算を行う企業が増えてくるということが、容易に想定されるのです。

2020年もテキスト版Netflixの創造に寄与するテクノロジー企業でありたい

当社、リボルバーは、dinoというパブリッシングプラットフォームを開発し、コンテンツマーケティングを志向する企業に提供するテクノロジー企業です。

当社はワシントン・ポストやVoxのようにメディア企業ではないし、メディア企業が自社ユースのために磨き上げたテクノロジーを他社に販売することを思いついた企業ではありません。最初から、(潜在顧客である)企業に提供することを前提に作り上げたテクノロジーを販売する企業です。

だから、当社は自社がプラティシャーであるとは思っていないのですが、少し前ならオートバイを中心としたエンターテインメントメディア Lawrence、現在では高い向上心を持つビジネスパーソン向けのプレミアムコンテンツメディア dino.network を運営してきました。自社でもコンテンツの作り方や効率良いトラフィックの育て方を学習するためのラボ的な存在としてですが、それでもプラティシャー的なスタンスを持っているとは言えるかもしれません。

(実際、dinoの管理者向けサービスはplatisherというドメイン名で提供されています・・・)

それでも当社はパブリッシャーを志向する企業(非デジタルのメディアを運営していた、雑誌、テレビ、ラジオ、新聞などの保守的メディア企業もお客様ですし、非デジタルメディアを活用して広告やマーケティングを行なってきたものの、効果が薄くなってきたので自社デジタルメディア=オウンドメディアを興してコンテンツマーケティングを行うことを思いついたさまざまな企業の皆様もお客様)の成功をアシストするために存在している、という自覚を持っています。

いつかデジタルテキストメディア領域におけるNetflixの誕生があるとして、その傍に佇む企業は我々なのだと思います。また、そのテキスト版Netflixが日本オリジンの企業であれば、日本生まれの企業であるリボルバーとしても望外の幸せであることでしょう。

正月早々こんなニュースも(゚ω゚)

画像: 【追記 2020/02/05】2020年のコンテンツマーケティング・・・テキストコンテンツにおける創造的破壊者(ブロックバスター)は生まれるか?

小川 浩 | hiro ogawa
株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。
マレーシア、シンガポール、香港など東南アジアを舞台に起業後、一貫して先進的なインターネットビジネスの開発を手がけ、現在に至る。

ヴィジョナリー として『アップルとグーグル』『Web2.0Book』『仕事で使える!Facebook超入門』『ソーシャルメディアマーケティング』『ソーシャルメディア維新』(オガワカズヒロ共著)など20冊を超える著書あり。

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