パーシャル=Partial。直訳すると部分的な、という意味になるかもしれませんが、ここでいうパーシャルとは、0と1の間、動と静の間、生と死の間、と言った意味です。止まってはいるけれど、すぐに動ける状態という意味では、CAの待機日(いわゆるスタンバイ。乗務予定だったキャビンアテンダントが急病などで出勤できなくなった場合に、勤務代行を命じられる期間のこと)のようなものかもしれませんが、いずれにせよ完全にオフモードになるのではなく、必要があればすぐにオンモードになれるようにしておく心構えとおもってくれたらいいです。
すべての労働者にこのパーシャル状態を維持することを強いることはもちろんしませんが、起業家や経営者、さまざまな業態でのリーダーもしくはリーダーになりたい人は、このパーシャル状態を常にキープできるよう訓練しておいた方が良いです。

いつも心にヒール&トゥを

例えば僕は、モバイル(≒スマートフォン)をフル活用しています。公私共にメールやメッセンジャーなどのコミュニケーション機能は全てモバイルに統合してあるし、機体依存もせずクラウド依存であるから、スマホやタブレットなどで同期できています。
風呂に入っているときと寝ているとき以外(どちらの場合もアラートがなれば即対応できるわけですが)モバイルは極々身近に置いてあります。

仮にダラダラと休んでいても、アラートが発生すれば即 オンモードになれます。逆に言えば、モバイルを活用できるおかげで、そうしたアラートが来ない間は気を抜ける、何かあればすぐ対応できると思えば、安心して休めるわけです。
モバイルがノートパソコンを意味していた時代は、常にモバイルを携帯することは難しかったし、ガラケーに通知(アラート)が来たとして、ノートパソコンを起動させるために電源や座る場所、ネット環境などを探さなければならなかった。それがいまでは、アラートを受け取るのもスマホ、大抵の仕事もスマホで完了できる、そんな時代になりました。

(もっと言うと、アラートは外部から入ってくるとは限りません。休んでいる最中に不意に仕事のことを考えることだってしょっちゅうあります。そんな時でも、常に手元にモバイルがあるから、間髪入れずにオンになれる。これは仕事中毒であることの証明というよりも、すぐにオンになれることが安心材料となって、ストレスなく休養を楽しめることだと考えるべきと思います)

つまり、現代でいうモバイル(スマホとタブレット)をフル活用することで、僕は24時間中(熟睡中などの完全無防備時間(゚∀゚)を除く)15-6時間は パーシャルな状態を保てるようになったのです。これが僕のヒール&トゥと言えるのです。

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